出かけた後に「あれ、カギ閉めたっけ…?」と心配になったことはありませんか。
わが家ではそんな私自身の不安に加えて、家族による「カギの閉め忘れ」が続き、どうしたものかと頭を悩ませていました。
そこで思い切って後付けのスマートロックを取り入れたところ、これが大正解!
「お高いのでは?」「業者さんに工事してもらうのかな?」と身構えていたのですが、手頃な価格で、取り付けも自分でできるほど簡単でした。
ただ、IT機器や機械に疎い私は、
「スマートロックって、どういう仕組み?」
「今までのカギはどうなるの?」
「室内からはどうやって開けるの?」
と導入前に疑問だらけ。
理解するまでに、いろいろ調べたりと時間がかかりました。
この記事では、当時の私のようなスマートロック初心者にも分かりやすいよう、イラストや写真を使って、仕組みや解錠方法、デメリット、1年間使って分かったことまでわかりやすく解説します。
スマートロック(後付けオートロック)とは?
スマートロックとは、玄関のカギを自動で施錠してくれるアイテムです。
つまり、カギの閉め忘れを防げる「後付けのオートロック」ですね。
解錠は指紋認証や暗証番号入力などでできるので、帰宅時に「カギどこいった?」とバッグの中を探さなくていいのも便利です。

設置は基本的に両面テープやマグネットを使用するため、工事不要。
穴あけなどの加工も必要なく、賃貸住宅で取り付けやすいタイプもあります。
スマートロックの価格や選び方は?
スマートロックの値段は、4,000円程度のものから10万円を超える本格的なタイプまであり、機能によって幅広い価格帯となっています。
お求めやすい価格帯では「セサミ」と「スイッチボット」がよく知られており、わが家では「セサミ」を愛用しています。
初期費用はトータルで15,000円ほどでした。
スマートロックを選ぶ際、いきなり商品を探すのはおすすめしません。
まずは「自分の家にどんな機能が必要なのか」を決めておくと選びやすいです。
たとえば、解錠方法だけでも次のような種類があります。
・スマホアプリで操作
・指紋認証
・顔認証
・暗証番号入力
・ICカード
・ハンズフリー解錠(スマホを身に着けていると自動解錠)
・スマートリング 等
必要な機能を決めたら、その機能を搭載したスマートロックの中から、自宅の玄関に取り付け可能な商品を選んでいくとスムーズです。
スマートロックの仕組みは?
わが家で使っている「セサミ5」を例に、仕組みをわかりやすく説明しますね。
スマートロックの仕組みは、意外とシンプルです。
まず設置前の現在は、外からはカギを使って開閉し、室内からはカギのつまみを回して開閉する状態ですよね。

スマートロック(セサミ5)は、玄関内側にあるサムターン(カギのつまみ部分)に取り付けて使用します。


つまり、スマートロックの役割は「機器でカギのつまみを回す」こと。
そして玄関の外側には、解錠するための機器を取り付けます。

これで設置完了。
設置後は今まで通りの手動開閉もできるので、イメージとしては「カギの開閉方法が増えた」と考えるとわかりやすいです。

導入前に私が気になっていたのは「室内からはどうやってカギを開閉するの?」ということ。結果、手でガチャッとスマートロックのつまみを回せばOKでした

最も使いやすい解錠方法はどれ?
わが家では、玄関の外側に取り付ける解錠機器として「セサミフェイスPro」を使っています。
※現在は終売しており、後継品は「セサミフェイス2Pro」です
セサミの解錠機器は4種類あり、「セサミフェイス2Pro」は全ての解錠方法を搭載した上位モデルです。

セサミフェイスProには、次の5種類の解錠方法があります。
・指紋認証
・ICカード
・暗証番号
・顔認証
・静脈(手のひら)認証

この中で、わが家で最もよく使うのは「顔認証」です。
理由は、機器に触れずに解錠できるから。
暗証番号はよく使うボタンだけが摩耗して、泥棒に推測されやすくなったり、指紋は採取されて複製されるリスクがあると聞いたからです。
その点、顔認証なら触れる必要のない非接触型。
防犯面を考えると、これが一番安心だなと感じています。
ただし、顔認証にも欠点があります。
それは、たまに反応しにくいこと。
わが家の場合、感覚としては「8割くらい解錠できればいいかな」という印象です。
3種類の生体認証「指紋・顔・静脈」の中では、指紋認証が最も反応しやすいと感じます。
そして生体認証よりも、暗証番号入力の方が確実に解錠できます。
そのため、顔認証で開かなかったときは、暗証番号や指紋認証も併用しています。
静脈(手のひら)認証は反応がいまひとつで、何度もかざすのが面倒になったため、現在は使っていません。
ちなみにセサミフェイスProのような解錠機器を経由しなくても、
・スマホのアプリで解錠
・手ぶら解錠(ハンズフリー)
といった方法で、カギを開けることもできます。
ただ、わが家ではほとんど出番がありません。
スマホのアプリは、いちいちバッグからスマホを取り出してアプリを開くのが面倒でした。
手ぶら解錠は、スマホをバッグに入れたまま玄関に近づくと自動で解錠してくれる機能ですが、GPSを常に接続しておく必要があります。
「最適な解錠方法」は各ご家庭によって異なりますので、ご自身のライフスタイルや防犯面の好みに合わせて、ぴったりの組み合わせを見つけてくださいね。
スマートロックのデメリット
便利なスマートロックですが、実際に使ってみると注意したい点もあります。
故障や電池切れで解錠できないリスクがある
セサミに限った話ではありませんが、スマートロックは機械なので、故障する可能性があります。
たとえば、
・電池切れ
・解錠機器の故障
・解錠機器の盗難
などによって、解錠できなくなるリスクがあります。
そのため、スマートロックを使っていても、外出時は今まで通り家のカギを持っておくのが安心です。
解錠ツールを持たずに外へ出ると閉め出される
ホテルのオートロックをイメージするとわかりやすいと思います。
カードキーを持たずに部屋の外へ出てドアを閉めると、中に入れなくなりますよね。
スマートロックでも同じことが起こります。
特に注意したいのが、外出ではなく、ちょっとした用事で外へ出たとき。
例えば宅配便の荷物を受け取りに出たり、庭へ出るといったシチュエーションです。

普段「スマホ」や「ICカード」で解錠している場合、うっかりドアを閉めてしまうと家の中に入れなくなってしまいます。
そのため、解錠方法は「物理的なモノ」だけにせず、番号入力や生体認証(指紋・顔など)も備えておくと安心です。
私が実際に購入したもの
スマートロックを使うには、「セサミ本体」と「セサミフェイスPro」があれば、快適に使用できます。
さらに機能を充実させたい場合は、オプションで様々な機器を追加することも可能です。
私は「外出先から施錠状態を確認する。遠隔でカギの開閉ができる」という機能が欲しかったので、ハブ3を追加しました。
セサミは単体ではBluetooth接続のため、スマホ操作は在宅時などの近距離に限定されます。
ハブ3でWiFiと繋ぐことで、外出先からの遠隔施錠や状態確認が可能に。

普段はあまり使いませんが、「いつでも外出先からカギを管理できる」という安心感が、心配性の私にはとても心強いです。
というわけで、私がセサミ導入時に購入しのはこちらの4点になります。

- セサミ5→玄関内側のカギのつまみに取り付けるもの
- セサミフェイスPro→玄関外側に取り付ける解錠機器
- ハブ3→外出先からスマホで操作できる(玄関付近のコンセントに設置)
- 設置用のマグネット→両面テープで設置したくない人向け(磁石がくっつく扉で使用可能)
セサミの公式サイトで購入したので、費用はトータルで15,000円ほどでした。(2025年時点)
実はセサミ製品は楽天やAmazonではなく、セサミ公式HPのオンラインショッピングが最も最安値で購入できるんです。
ちなみにハブ3には充電器が付属していないため、「AC充電器」と「Type-Cケーブル」を別途用意する必要があります。

わが家ではケーブルが長すぎて不格好ですが、設置後にハブ3専用の「Hub3コネクタ」という商品があると知りました。

これを「Type-Cケーブル」の代わりに使うと、見た目もすっきり収まるようです。
初期購入は以上の4点でしたが、使い始めてオープンセンサーもあった方が良いと感じ、追加で購入しました。

セサミを1年間使ってみた感想
セサミを1年間使用してみて、わが家では快適に過ごせています。
実際に使ってみた感想をまとめると、こんな感じです。
- 動作は正常で、特に問題なし
- 生体認証の認証しやすさは80点くらい
- カスタマーセンターのメール返信が早く、安心感がある
- 戸建てならではの「オートロックの不便さ」もある
特に印象に残っているのが、セサミフェイスProの電池トラブルです。
設置後1~2ヶ月ほどで電池残量が20%前後になりました。(本来は1年持つはず)
新しい電池に交換したり、レーダーの探知距離を短めに設定しても、すぐに電池残量がなくなってしまう状態が続きました。
そこでカスタマーセンターへメールで問い合わせたところ、新しい電池を送ってもらえました。
その電池に交換すると症状が改善。
結局原因はわかりませんでしたが、カスタマーセンターのメール対応が早く好印象でした。
土曜の夜に送信した問い合わせは月曜の朝に返信があり、平日の朝に送信したときは当日の夜に返信、といったスピード感です。
トラブルが起きた際にきちんと対応してもらえたことは、長く愛用する上で安心材料になりました。
そして機能面以外では、戸建てならではの「オートロックの不便さ」を体感しました。
たとえば、宅配便の荷物を門扉まで受け取りに行くときや、庭先に出るとき。
わが家は「扉を閉めた瞬間に施錠される」設定にしているので、ほんの少し外に出るだけでも、カギを解錠しなければならず、少し面倒に感じます。

これは「施錠までの時間を長めに設定する」ことで解決できるのですが、外出時にウィーンと施錠される音で「ちゃんと閉まった」と確認したいので、即時施錠のままにしています。
そこで、短時間の出入りにはドアストッパーを使い、扉を開けたままにしています。
1年間使ってみて、スマートロックは「魔法のアイテム」とまではいかないものの、「カギ閉めたっけ?」と不安になって引き返すことはなくなり、家族の閉め忘れも防げるようになりました。
毎日の小さなストレスが減り、導入して本当によかったと感じています。

セサミ豆知識
- セサミの名前の由来は「開け、ゴマ!(オープン セサミ)」からきているよ
- 「セサミ」は実は社名ではなく、スマートロックの商品名だよ。社名はCANDY HOUSEで、2017年設立の若い会社だよ
- 創業者兼CEOのジャーミンさんは台湾出身で、セサミのマスコットキャラクター的存在。公式HPのレビューを返信していたり、親しみやすい雰囲気
