長年、スズキのラパンを愛用してきました。
運転が苦手な私でも乗りやすく、燃費もよく、まさに「最高の相棒」。
ただ半年ほど前から、経年劣化で塗装がはがれ始め、補修の見積もりは約10万円。
それをきっかけに、車を買い替えを決めました。
「次はカッコいい系で、四角いフォルムの車に乗ってみたい」
そう思って候補に挙がったのが、ダイハツのタフトとスズキのハスラーです。
この記事では、試乗やリサーチを通して感じたタフトとハスラーの違いや、実際に迷ったポイントをまとめています。
タフトとハスラーで迷っている方の参考になれば嬉しいです。
ダイハツ「タフト」はこんな車

ダイハツのタフトは、四角いフォルムが印象的な軽SUVです。
街乗りだけでなくアウトドアにも向いていて、カスタマイズ次第でおしゃれな雰囲気を楽しめるのが魅力。

車を選ぶ際、色選びに悩む方は多いのではないでしょうか。
「好きな色にするか、それともリセールバリューの高い色にするか」

リセールバリューとは、車を売却する時の価格のことだよ。同じ車でも色やグレードによって価値が違うよ
車を「資産」として考えると、色選びも重要なポイントになります。
一般的に車は、白や黒といったベーシックな色の方がリセールバリューが高いと言われていますが、タフトの場合は少し事情が違うようです。
グリーンやベージュなどのアースカラーが人気で、高く売れる傾向があるのだとか。
でも今回は、自分の好きな色を選びました。
それは「黒」。
ほこりや傷が目立ち、きれいに維持するのが難しいと言われる色ですが、今までパステルカラーの可愛いラパンだったので、真逆の「ワイルドな雰囲気の車」に強く惹かれていました。
タフトのグレードは、大きく分けて3種類あります。
- X、Xターボ…ベーシックで最安値
- G、Gターボ…設備が充実
- 特別仕様車、スタイルパック…設備充実+おしゃれ
タフトはベーシックな「Xグレード」と、外観の映え重視な「特別仕様車」では、別の車種かと思うほど見た目の印象が違います。

「X」と「G」の主な外観の違いはタイヤのホイールで、「G」の方がスタイリッシュという程度なのですが、特別仕様車やスタイルパックになると顔つきが激変します。
私が一目ぼれした「Gクロムベンチャー」という特別仕様車では、左右のヘッドライトの間にガーニッシュというシルバーの装飾品が付き、ギラギラしたワイルドなお顔になります。
このガーニッシュがあるかないかで、外観の雰囲気は大きく変わります。

私自身もそうでしたが、車に詳しくないと、街中でタフトを見かけた時に、
「こっちのタフトはかっこよく見えるのに、あっちのタフトは平凡に見える。何が違うんだろう?」
と、不思議に思うことがあります。
その印象の差を生んでいるポイントが、このガーニッシュの有無なのだと思います。
ちなみにグレードによる「内装」の違いはこんな感じ。

- X、Xターボ…装備も見た目もシンプル
- G、Gターボ…Xより装備が充実。差し色がオレンジ
- Gクロムベンチャー…Gの装備、差し色がシルバー
「Gクロムベンチャー」は、黒×シルバーの落ち着いた雰囲気で、これまた私好み。
この時点で、購入候補は「タフト80%、ハスラー20%」。
気持ちの上では、ほぼタフトに決まりかけていました。
スズキ「ハスラー」はこんな車
第2希望はスズキのハスラーでした。

理由は「軽自動車ならスズキ」という安心感。
愛車ラパンが優秀だったこともあり、スズキは燃費が良く、不具合が起こりにくい印象を持っています。
そんなスズキの軽自動車の中で、見た目が好みだったのがハスラーでした。
ちなみに私は運転が苦手ということもあり、なるべく小さな車が良かったので、N-BOXやスペーシアのような「軽ハイトワゴン」は除外していました。
実は見た目で言えば、第1希望はぶっちぎりでジムニーでした。
しかし3ドアという不便さ、そして軽自動車なのに燃費がイマイチという、実用面で泣く泣く断念…。
さて、ハスラーには3種類のグレードがあります。
- G、Gターボ…装備も見た目もシンプル
- X、Xターボ…Gより装備が充実
- タフワイルド、タフワイルドターボ…シートが撥水加工されていたり、よりアウトドア向け

私が欲しいのは「X」グレード。

タフトでは下位グレードが「X」、ハスラーは「G」。上位グレードはタフトが「G」、ハスラーは「X」で真逆になってるよ。だから2車種を比較していると、グレード名が混同しがちなのよね
ハスラーの「X」と「G」と比較してみると――

なんとなく「X」の方が派手顔で、カッコいい印象になりませんか?
その違いがフォグランプ(ライトの下にあるライト)、HUSTLERというロゴエンブレム、タイヤホイールです。
あとは内装も「X」は余計な差し色がなく、シンプルにブラックで統一されている点も好みでした。
とは言え、タフトのGクロムベンチャーと比較すると、やはりハスラーは2番手。
四角いフォルムへの憧れがあったので、見た目ではタフトが優勢でした。
しかし先に結論を言うと、試乗した途端に評価は一変!
ハスラーが見事、逆転サヨナラホームランを決めたのです。
【スペック比較】ハスラー vs タフト
安全性能については、どちらも主要な機能が標準装備されており、大きな差は感じられませんでした。
- 衝突安全ボディ
- 誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
など
それ以外で、私が欲しい機能を比較してみました。
| ★駆動方式は2WD | ハスラー ハイブリッドX | タフト Gクロムベンチャー |
|---|---|---|
| サイズ | 全長 3395mm 全幅 1475mm 全高 1680mm | 全長 3395mm 全幅 1475mm 全高 1630mm |
| 燃費 WLTC 1Lのガソリンで何km走行できるか ※市街地、郊外、高速の平均値 | 25.0 km/L | 21.4 km/L |
| 最小回転半径 小回りの良さ ※値が小さいほど運転苦手な人に向いてる | 4.6m | 4.8m |
| ハイブリッド | 「マイルドハイブリッド」という補助的なハイブリッド機能 | なし |
| ヒーテッドドアミラー 熱による曇り止め | あり | 2WDなし |
| UVガラス | 全面 | フロントと天井のみ。後部はスモークガラス |
| USB | Type-AとC | Type-A |
| 車速感応オートドアロック 走行すると自動的にドアがロックされる | なし | あり |
| シートヒーター | 運転席、助手席 | 運転席、助手席 |
| 本体価格(税込) | 1,672,000円~ | 1,672,000円~ |
総合的に、やはりスズキの方がクオリティが良い印象です。
この時点では「タフト70%、ハスラー30%」と、ちょっとハスラーの評価が上がってきました。
でもこの程度のスペック差であれば、本命はやはりタフトのGクロムベンチャーです。
試乗した感想
試乗した「感覚」を比較しやすいよう、1日で2台を試乗することにしました。
まずは午前中にスズキへ行き、ハスラーを試乗。
営業担当さんが助手席に同乗し、指示されたルートを10分ほど走行しました。
車のサイズは今乗っているラパンと全長・全幅は同じですが、天井は15cmほど高くなります。
大きさはあまり変わらないはずなのに、車幅感覚をつかむのが難しかったです。(運転下手)
とは言え、「慣れれば問題なさそう」という印象でした。
午後はダイハツへ移動し、タフトを試乗。
こちらは営業担当さんの同乗はなく、「今日は試乗予約が入っていないので、お好きなだけ乗ってきてください」とのこと。
あまりの自由さに、びっくりしました。笑
タフトの特徴といえば、天井にある「スカイフィールトップ」というガラス窓。
雨の日は雨音がうるさいという口コミが気になっていましたが、試乗当日は雨だったものの、まったく気になりませんでした。
それ以上に気になったのは、視界の狭さ。
ハスラーよりも見えにくく、車幅感覚もさらに掴みにくかったです。
走行して5分ほどで、心の中で悟りました。
「ダメだ…私には乗りこなせないかも」
見た目は本当にかっこいいし、正直めちゃくちゃ欲しい。
「慣れたら大丈夫かな」と葛藤しながら試乗を続けましたが、結局右折が怖くて、左折だけのルートで店舗へ戻ることに。
タフトの電動パーキングブレーキ(ボタン式)も魅力ではありましたが、長年乗っているラパンの操作感が体に染みついている私には、足元で操作するパーキングブレーキの方が安心感がありました。
そして出した結論は、「ハスラーに決めた」。
運転が苦手な私にとって、一番必要としているのは「安心して運転できること」だと気付きました。
視界の良さと、今乗っている車に近い操作性。
それこそが、私がハスラーを選んだ理由でした。
次回は「契約から納車までの流れ」をお伝えしたいと思います。
