医療保険は「入っていて当たり前」だと思っていませんか?
わが家もFPに相談しながら保険を選び、安心を買っているつもりでした。
しかし今回見直しを進める中、公的保険や会社の福利厚生を知らなかったことで、7年間で350万円も「無駄な保険料」を払い続けていたことに気付きました。
後悔してからでは遅い――
この記事では、私が体験した保険の落とし穴と、加入前に知っておくべき視点をお伝えします。
保険屋さんは教えてくれない「保険の落とし穴」
わが家は専業主婦の私と、サラリーマン夫の二人暮らし。
医療保険の見直しをした結果、公的保険&会社の福利厚生を活用すれば、民間の保険は不要という結論に至りました。
保険は「不幸」が起きなければ「損」をする仕組み。
年間50万円もの保険料を払い続けるより、その分を貯金や積立NISAに回した方が「損」を避けられるのでは?
そんな疑問が、加入していた保険(夫の生命保険+夫婦の医療保険)を見直すきっかけでした。
まずは保険で備えようとしていた「不安」を、一つひとつ具体的に調べてみることにしました。
すると私が想像していたより、入院日数や医療費はずっと少ないことがわかりました。
- 大病をしても入院期間は意外と短い
- 医療費は公的保険の高額療養費制度でかなり減額される
↓詳しくはコチラの記事↓
保険を選ぶ際はFP(ファイナンシャル・プランナー)さんに相談し、かなり時間をかけて検討したつもりでした。
しかし、今振り返ると大きな落とし穴がありました。
それはFPさんの仕事は「保険の販売」であり、公的保険については一切教えてくれなかったことです。

公的保険とは、国の社会保障制度のことだよ。病院で保険証を提示すれば、医療費が3割負担になるのもその一つだね。民間保険を選ぶ前に、「高額療養費制度」「傷病手当金」という手厚い公的保険があることは知っておこう!
FPさんからの
「最近は入院日数が短く、通院治療が中心なので通院保障が手厚い保険が良いですよ」
といった医療状況に関する説明は、とても参考になりました。
しかし、もし当時から公的保険が充実していることを知っていれば、わが家の場合、民間の医療保険に加入する必要性は感じなかったと思います。
保険選びは多くの情報をもとに判断しますが、本当に重要なのは「そもそも保険は必要なのか」ということ。
後で知ったことですが、無料相談のFPさんは「保険の販売」を通じて収入を得る立場である一方、有料相談のFPさんは「顧客からの相談料」を収入源としています。
その違いから、有料相談のFPさんの方が「どんな保険に入るか」だけでなく、「そもそも保険は必要なのか」という前提から、家計全体の損得を判断してくれるケースが多いと分かりました。
わが家は無料相談のFPさんに相談した結果、「保険は入っていて当然」という前提で話が進む、という落とし穴にはまっていました。
「隠れ保険」にご注意を!
民間保険(夫の生命保険+夫婦の医療保険)に入って約7年。
支払った保険料は、合計350万円…。涙
無駄になった金額を見ると悲しくなりますが、世間知らずだった自分の責任。
高い勉強代だったと割り切り、これからは家計にプラスになる知識を身につけていこう――
と、前向きになっていた矢先。
さらに「保険料がマジで無駄だったじゃん!」という事実が発覚しました。
自宅で保険関連の資料を見返していると、見たことのない「総合保障の加入状況」という用紙が出てきました。
…なにこれ?
よく見ると、夫会社の福利厚生の一環で加入している保険でした。
<保険料 月額2,500円>
入院日額 3,000円
通院日額 1,000円
入院一時金 3万円
休業補償 3,000円/日
後遺症補償 2,500万円
死亡時/高度障害時 500万円
保険料が安いので治療関連の補償は薄いですが、「休業補償」も付いてるし、「後遺症補償」「死亡時/高度障害時」はなかなか手厚い。
トータルで「コスパ良し」という印象でした。
今まで夫が加入していた生命保険+医療保険は、年間保険料が40万円。
今回発覚した総合保障は補償が1/3~半分程度で、年間保険料が3万円。
この総合保障に入っていることを知っていれば、年間40万円もかかる保険は選んでいませんでした。
公的保険の存在を知らなかったことは、百歩譲って勉強不足で仕方ないとしても、夫が「すでに保険に入っていること」を教えてくれなかったのは大問題!!
夫に総合保障のことを尋ねましたが、あまりわかっていない様子。
「うーん、入社した時にそんな保険に入ったような気が…」
おーーまーーえーーー!!!
でも家計のことは二人の責任、夫任せにしていた私の責任でもあります。
今まで夫の給与明細はほとんど見たことがありませんでしたが、改めて見てみると、毎月「総合保障料」として天引きされていました。
この総合保障を今後をどうしようか悩みましたが、月額が安いのでそのまま継続することに。
今回の件で、初めて総合的な保険の存在を知りました。
保険といえば、
- 病気・ケガの医療保険
- 死亡時・高度障害時の生命保険
この2種類しかないと思っていました。
それが「総合保障」なら、2種類を薄く兼ね備えて、掛け金も安い。
有名なところでは県民共済がそれにあたります。
実は独身時代、私も県民共済に加入していました。
保障内容は理解していませんでしたが、月額2,000円という手頃さから、「とりあえず入っておこうかな」と、深く考えずに選んでいました。
それでも結果的には、FPさんに相談して加入した「有名保険会社の手厚い保険」よりも、独身時代に何となく選んだ県民共済の方が、わが家のニーズには合っていました。
もちろん民間の保険が必要なケースもあると思いますので、民間保険そのものを否定するつもりはありません。
ただし、決して安くはない保険料を支払う以上、
- 公的保険を理解し、足りない部分だけを民間保険で補うこと
- 家族がすでに加入している「隠れた保険」を把握しておくこと
この2点は、保険に加入する前に必ず知っておくべきだと感じました。
【まとめ】公的保険の活用
「公的保険」と「夫会社の福利厚生」を調べた結果、わが家ではこのように制度が活用できることがわかりました。
【治療費】
→高額療養費制度で減額
【療養中の生活費】
→傷病手当金で収入2/3補償(1年6ヶ月)
【長い療養の生活費】
→障害年金
【未亡人になったら】
→遺族年金+中高齢寡婦加算、死亡退職金(夫会社)、確定拠出年金(夫会社)
これだけでは心もとないので、保険料として払っていた分は積立NISAや貯金へ回して補強。
もしもの時のプランを立てておくことで、民間保険に入らなくても、傷病時への不安を軽減させることができました。

