「将来、年金っていくらもらえるの?」
ねんきん定期便を見ても結局よく分からなかった私が、ついに年金の「答え」を探しに行きました。
今回は、2種類の代表的な年金試算ツールを実際に使ってみた体験談です。
どちらが使いやすい?何が分かる?
リアルな使用感をわかりやすくレビューします。
ねんきん定期便でわかる3つのこと
毎年届くねんきん定期便(50歳未満用)のハガキ。
一応見ているけど「今まで年金のために〇円払った」くらいしか理解できません。
日本年金機構のHPを読むも、専門用語だらけの説明がダーーーッと書かれていて頭に入ってこない…。
加入者が一番知りたいのは、「自分は将来、年金いくら貰えるの?」ということ。
自分でせっせと紐解いてみると、ねんきん定期便(50歳未満用)は大きく分けて3つのことが書かれているとわかりました。
- 今までに年金保険料をいくら払ったか
- 今までに年金保険料を何ヶ月間払ったか
- ①②から算出した年金の参考値(年額)

③は「これまでの加入実績に応じた年金額」という項目で、簡単に言うと、
もし今後、年金保険料を納付できなくなっても、老後は1年間にこのくらい年金をもらえるよ
というもの。

年金をもらうには「年金保険料を120月(10年)以上納めていること」という条件があるから、②の右端の「受給資格期間」が120月以上となっているかチェックしてね
それも参考程度にはいいけど、やっぱり知りたいのは、将来の具体的な年金額ですよね。
将来の年金が簡単にわかる方法
50歳以上のねんきん定期便には、
このまま60歳まで年金保険料を納めた場合、あなたは老後にこのくらい年金もらえますよ
という金額が明記されていますが、50歳未満は自分で計算する必要があります。
国民年金であれば、
年金保険料を満額(480月)納めれば、年間で80万円くらいの年金がもらえる
というざっくりした目安がありますが、厚生年金は年収によって年金保険料が異なっていたり、いろいろと計算が複雑…。
そこで便利なのが、年金試算ツール。
いくつか種類がありますが、今回は代表的なこちらの2つを試して、使いやすさなどを検証してみました。
| ねんきんネット | 公的年金シミュレーター | |
|---|---|---|
| 運営元 | 日本年金機構 | 厚生労働省 |
| ねんきん定期便 | 不要 | 必要。ない場合は情報を手動入力すれば利用可(やや面倒) |
| マイナンバーカード | 必要 | 不要 |
| わかること | 65歳からもらえる年金の月額 | 65歳からもらえる年金の年額 |
| スマホ | 必要(マイナンバーカード読み取りのため) | 必要(ねんきん定期便の二次元コード読み取りのため。手動入力の場合はパソコンも可能) |
「ねんきんネット」を使った感想
ねんきんネットのログイン方法は2種類あります。
- マイナポータルからのご登録(ねんきんネットのユーザID取得不要)
- ねんきんネットのユーザID取得
今回は1のマイナポータル経由でログインしました。
この方法はマイナポータルと連携する必要があるので、あらかじめスマホにマイナポータルのアプリを入れ、お手元にマイナンバーカードを準備しておくとスムーズです。

マイナポータルは、行政サービスのオンライン窓口のことだよ。医療費を確認したり、引越しやパスポートの手続きもできるよ

「ねんきんネット」へログインし、下へスクロールしていくと、このような画面が出てきます。

「将来の年金額を試算する」を押すとすぐに結果が出て、65歳からもらえる年金(月額)がわかります。

さらに詳しく見たい時は、金額のとなりにある「+」を押します。
するとこのような画面が出てきますので、「詳細」を押します。

「国民年金」と「厚生年金」、それぞれのもらえる月額がわかります。

実際に使ってみた感想は、「わかりやすくて便利!」でした。
ただし難点もあって、それは「ねんきんネット」へたどり着くまでの道のりが長いこと。
マイナポータル経由でログインしたので、ログインするたびにマイナンバーカードの読み取りが必要でした。
解決策としてスマホにマイナンバーカードを登録すると、読み取り作業を省略できたので、以降はスムーズにねんきんネットへたどり着けました。

スマホへのマイナンバー登録は、マイナポータルを使ってApple Wallet(iPhoneの場合)へ登録したよ
「公的年金シミュレーター」を使った感想
手元にねんきん定期便を用意し、スマホで公的年金シミュレーター(https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp)を開きます。
最初の画面で「生年月日」を入力
↓
次の画面で「今後の年収」を入力し、下へスクロールして「年金に関する過去の情報欄を開く」を押す
↓
「二次元コードを読み込む」を押して、ねんきん定期便のコードを読み取る
↓
グラフが表示されるので、その下の「年金見込み受給額を開く」を押す
すると65歳からもらえる年金見込み受給額(年額)が表示されます。

実際に使ってみた感想は、ねんきんネットと同じく「わかりやすくて便利!」の一言です。
手元にねんきん定期便があれば、簡単に自分の年金額を確認でき、特に不便に感じる点はありませんでした。
また、アプリをインストールする必要がないため、「スマホに重要な情報を入れるのは、紛失時が不安」という方にも安心して使えるサービスだと感じました。
【結論】おすすめなのは、どちらの年金試算ツール?
どちらも使い勝手は良いので、おすすめは使う人の「用途」によって変わります。
スマホひとつで年金を管理したい人には、「スマホへのマイナンバーカード登録+ねんきんネット」の組み合わせがおすすめです。
最初に多少の登録作業は必要ですが、一度済ませてしまえば実物のマイナンバーカードを使わずに手軽にアクセスできます。
一方、思い立ったときにサッと年金受給額を知りたい人には、「公的年金シミュレーター」がおすすめです。
事前準備がほとんどいらない気軽さが魅力ですが、ねんきん定期便だけは必須。
ねんきん定期便がなくても利用可能ですが、手動入力が多いので、負担に感じるかもしれません。
【失敗談】二次元コードが読み取れない時はココを確認!
公的年金シミュレーターでは、ねんきん定期便の二次元コードを読み取る作業が必要なのですが、私は読み取りにかなり苦戦しました。
「ぜんぜん読み取れないじゃん!!!」
とプンスカしておりましたが、原因は私の単純なミスでした。
はい、読み取るコードを間違えておりました…。
本来はこの面にある二次元コードを読み取るのですが、

間違えて、こちらの面のコードを読み取っていました。

どちらも同じコードだと思っていましたが、正しい方には「公的年金シミュレーター二次元コード」と表記されており、間違えた方は「目の不自由な方のための音声コード」と表記されていました。
正しい二次元コードをかざすと、スムーズに読み取ることができました。
ところがこの失敗、数日後にまた同じことを繰り返してしまいました。笑
「ねんきん定期便のコードを読み取る」という部分だけを覚えていて、「どの面のコードなのか」がすっぽり頭から抜けていたのです。
ハガキにもちゃんと書いてあるのに、思い込みって本当にすごくて、文字がまったく目に入ってきませんでした。
きっと、同じようにプンスカした人は私だけじゃないはず。笑
